荘川民謡


民謡は、谷や川に沿って伝わると云われ、それに沿う街道を運ばれます。ここ荘川でも、「庄川」に沿う「白川街道」により伝えられた民謡や、郡上へ通じた「郡上街道」を通して持ち込まれた様々な民謡が伝承されています。山深い隔絶された地域で、それらの民謡が歌い継がれて発達成長し、荘川地区独特の民謡となり、現在も民謡保存会の皆様により保存・伝承活動が続けられています。又地域の産業とともに創作された様々な歌が伝承されていますが、本ページでは、「盆踊り歌」「祝座敷歌」の一部を紹介いたします。

民謡を聴くことが出来ます

本文を含む各民謡の説明は、昭和60年3月、荘川村役場発行の「荘川村の祭礼と民謡」より引用させていただきました。

荘川盆踊り歌

荘川甚句

飛騨にある唯一の「甚句」です。「返し」があり相撲甚句との関連は不明ですが、荘川を代表する民謡の一つで、「日本民謡大観」(日本放送協会編)に楽譜つきで紹介されています。

荘川千本搗き

伊勢神宮の遷宮の際に行われる地搗き作業に由来しています。伊勢音頭に起源があるようで、その特徴を残しています。荘川を代表する民謡の一つで、「日本民謡大観」(日本放送協会編)に楽譜つきで紹介されています。

荘川よいとそれ

囃しに「ヨイトソレ」と言うのでこの題名になっています。長野県諏訪地方の盆踊り歌で、糸引き工女達が持ち込んだもので、飛騨中にわたっています。荘川では、三味線、太鼓などで華やかな盆踊り歌となっています。

荘川えっさえっさ

荘川を代表する軽快な歌で、誰でも手をつなぎ踊りの輪の中に入って行ける良さがあり、七七調口説き節なので長時間にわたって歌われます。

荘川ドッコイサ

郡上方面と荘川は昔より密接な関係があり、郡上街道を通じて文化的・経済的な交流がありました。この曲も石徹白(いとしろ)方面よりわたって来たもので、荘川各地の盆踊り歌、回壇踊りで盛んに踊られる軽快な曲です。

祝座敷歌

荘川おけさ

《おけさ節》は九州で発生した《ハイヤ節》が、日本海側を北上しながら各地に定着したものと言われており、「荘川おけさ」は、越後の《はねおけさ》によく似ており、三味線芸人の「ごぜ」や、庄川での木材運搬の「木流し人夫」たちにより持ち込まれ、変化したものではないかと考えられています。

荘川騒ぎ

「日本民謡大観」によると古い形の《相撲甚句》のくずしであるとされており、ほぼ飛騨全域に分布しています。酒宴の席でのさわぎ歌として、三味線やはやしもにぎやかに誰でもが興に入って歌えます。

荘川しょっしょ

飛騨地方全域に渡って分布している歌で、飛騨を本場としています。「そうそう」→「しょうしょう」→「しょっしょ」と変化し、それがこの民謡の名前になったと思われます。荘白川ではリズミカルで名調子な曲となっています。

荘川輪島

能登輪島方面で素麺製造の粉引き歌として歌われていたものが飛騨地方全域に分布した曲で、各地での変化の状態からみて歴史的にかなり古いものです。最近では《能登麦屋節》としてレコード化されていますが、荘白川ではその古い名前である《輪島》をそのまま伝えています。

荘川古大臣

新潟県中魚沼郡十日町の「広大寺」にまつわるザレ歌が基で、三味線芸人の「ごぜ」さんたちにより日本各地に広まりました。
荘白川には「広大寺節」が《古大臣》として伝えられ、関東の《八木節》はその兄弟歌です。荘白川郷では、三味線伴奏に合わせてリズミカルで独特な味わいの名曲です。

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